私が最も興奮した歴代サッカープレーヤーの一人、ブラジルのロナウド。彼のドリブル突破とシュートは凄まじかった。個人的には歴代No.1ストライカー。そのロナウドの20年ほど前、バルサからインテルに移ったぐらいのインタビュー記事の抜粋です。



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ーーブラジルサッカーが世界でも突出しているのは、どのあたりに原因があると思いますか?

「ひとことで言えば、サッカー文化の違いだと思う。ブラジルでは『サッカー=すべて』なんだ。わかるかい?サッカーが何よりも大事で、価値あるものなんだ。

だから、ブラジル人はサッカーの試合結果いかんで、有頂天にもなれば、うつにもなる。小さい頃からそんな環境で育っていれば、『サッカー=すべて』という価値観が自然に備わっていって、サッカー中心の生活があたりまえのようになるんだよ。

そういう土壌があるから、サッカーに対する真剣度とか思い入れが、他の国とは根本的に違うんだ。そこから生まれるサッカーは、やっぱり他とは違う、〈筋金入りのサッカー〉なんだよね」

ーーブラジルといえば、ペレを筆頭にこれまで世界的なストライカーを輩出してきましたが、なぜそうなったと思いますか?

「今言ったように、ブラジルでは子供はみんな小さい時からサッカーを始め、歩きはじめるより先にサッカーボールに親しむくらいなんだ。行き過ぎと思われるかもしれないけど、それが現実で、そのくらいサッカーは僕たちの生活に浸透している。

底辺が広いから、ストライカーに限らず、ワールドクラスの選手が次々に出てきてもおかしくないわけさ」

ーー他国と比較して、ブラジルサッカーに足りない点、学ぶべき点はあると思いますか?

「テクニックの面で他から学ぶことはないよ。僕たちには身体の中から自然に〈湧き出てくる〉テクニックがある。ただ、みんな感じていると思うけれど、足りないものがあるとすればフィジカル面だね、

現代のサッカーでは、個人技だけじゃなくてフィジカル面でのタフさがすごく求められてる。ブラジル人選手はエネルギーを節約して、とっておきの場面でだけ動くタイプが多いけれど、コンスタントな運動量が評価されるサッカーの時代になったから、学ぶべき点があるとすればこのあたりかもしれないね」

この世界で頂点を目指そうと思うのなら努力以外に道はない。僕はそう信じてる。

ーーサッカーを始めてから特に影響を受けた人はいますか?


「小さい頃はジーコにあこがれて、ジーコの真似ばかりしてたんだ。だから僕のサッカーの原点はジーコさ。」

ーーストライカーとして認められ、今の「ロナウド」というステイタスを確立するまでにはやはり努力が必要でしたか?自分自身で相当努力をしてきたと思いますか?
 

「うん、そのとおりだね。サッカーに限らず何事においても同じだろうけど、努力なしでは何も得られない。努力すればするほど成長するし、自分が成長しただけチャンスも生まれてくる。この世界でトップを目指そうと思うのなら努力以外に道はない、と言い切ってもいいくらいさ。努力すれば必ず結果はついてくるんだ。僕はそう信じてる」
 

ーーあなたは同年代のブラジル人選手を実力、人気ともに抜き去り、世界でも屈指のストライカーとなったわけですが、これには何か特別な要因があったと思いますか?
 

「大きな要因があるわけではなくて、いろいろなことが少しずつプラスに作用していったんじやないかな。僕は自信をもって仕事をしてるし、実際いい結果を出せていると思う。でも、天性の素質だけでトッププレイヤーにはなれない。
 

いいプレイヤーは、本人の努力せつさたくまとともに、切磋琢磨して育てられ、見る目をもった入に着目され、日の当たる場所に引き抜かれて、初めて開花するんだよ。超一流と呼ばれるプレイヤーは、生まれながらにしてそうなのではなく、自分の好きな仕事に精一杯取り組み、努力した結果として『超一流』の域に達するんだ」


ーークルゼイロからPSVへ、PSVからバルセロナへ、バルセロナからインテルへと移籍することで、ストライカーとして成長したと感じる部分はありますか?
 

「結果を恐れずチャレンジし、新しいものに触れ、経験を積むことは、どんなことであれ必ず自分の糧になると思う。これまでいろいろなチームでやってきて、『あきらめないこと』『チャンスが来るまで辛抱すること』『自分の思うとおりにいかなくてもカリカリしないこと』の3点が、ストライカーにとってすごく大事だと考えるようになったね」

 

ーーストライカーにとって一番必要なものは何だと思いますか?精神面と技術面からできるだけ具体的に教えてください。
 

「まずストライカーにとって基本中の基本は『点を取ること。点の取れないストライカーは、どんなに他のプレーがうまくてもストライカー失格だね。次に大事なのが、プレッシャーに負けない強い精神力。チームの負けが続くと、周囲の目はどうしても『点を取れない選手』に集中し、非難材料にされてしまう。これで潰れてしまうようでは、やはりストライカーは務まらないよ。
 

逆に、技術面・フィジカル面の条件は、そんなに厳しくないかもしれないな。だってFWの中には、パワーはあるけれどテクニックがない選手もいれば、身体はそれほどでもないのにすごく巧みな技を持っている選手もいるじゃない?僕の場合は、どちらにも偏っていないと思うけど…。大事なのは神経がずぶとくて点が取れることだよ」