FIFAテクニカルディレクターのマルコ・ファン・バステン氏が提案している「オフサイド廃止案」が物議を醸している。オフサイドがなくなったら、サッカーはどうなるのか
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FIFAテクニカルディレクターのマルコ・ファン・バステン氏が提案している「オフサイド廃止案」が物議を醸している。クラブワールドカップで導入されたVAR(ビデオ判定)計画においてチーフオフィサーを務めているファン・バステン氏。サッカーをより面白いものにしようと日々働いている元世界的なストライカー。

「オフサイドが無くなったら、サッカーはどうなるのか。非常に興味がある。反対する人は多いだろうが、今のサッカーはもう、9人や10人のディフェンダーがゴール前で守っていて、まるでハンドボールのようだ」と語っている。

オフサイド廃止案は、いろいろな意見があるでしょう。

私がまず思ったのは「ルールはシンプルがいい」。サッカーに詳しくない大人や子供は「オフサイド??なにそれ?どういうこと?」となる。また、子供とか私の妻(サッカー素人)は得点がなかなか入らないので途中で飽きてしまう(笑)。オフサイドを廃止することで得点が増えるかも? サッカーに詳しくない人や子供にとっては裾野を広げる意味でも良い提案かもしれない。ちなみにフットサルにはオフサイドはない。

「オフサイドがなくなったら、サッカーはどうなるのか」

オフサイドがなかったら、相手ゴール前で待つ選手が出てくるかもしれない。そうなったらディフェンスはマークをつける。なかったら、ないなりに戦術も考える必要があるし楽しいかも?

初めの印象はこんな感じだった。
ただ、もう少し考えてみたときに、やっぱりつまらなくなるかも?と思うようになった。

相手のゴール前に選手を置き、自陣から直接ボールをそこに蹴り込みゴールを狙う。こんなのばかりになったら面白くない。チームプレーという概念が消え去ってしまうのではないか。

逆に、現在のコンパクトなサッカーがなくなり、中央のスペースが膨大になる。ドリブルで運ぶ場面が多くなる。ボールが奪われにくくなる。美しい攻撃のシーンが増える。シュートが増える。今までサッカーに興味のなかった人も面白く感じるかもしれない。

アーセン・ヴェンゲル氏

「変化というもの自体はいいものではない。改善こそが本質的な目標である。提案については、いくつか議論する価値があるものもあれば、大きな興味を惹かないものもある。興味を持てないものの一つは、オフサイドルールの撤回だ。

オフサイドルールは、チームをよく団結させるものだ。知的なルールであり、試合を形作り続ける上で重要なものだ。全体的に、サッカーというのは成長してきたものだ。タイトすぎる、コンパクトすぎると言う人々もいる。しかし、サッカーは常にディフェンスが攻撃に対する障害となるものであり、アタッカーはそれに対しての解決策を見つけてきたのだ」
 実際にオフサイドなしの試合が観てみたい。と思って検索したら出てきた。
ドイツ5部、「オフサイドルールなし」で試合をやる!結果はどうなった?

サッカー史に残る名ストライカーは「オフサイドなしでどのように動作するものか、非常に興味がある」と話しているが、アーセン・ヴェンゲル監督などは反対の声をあげている。では、オフサイドルールをなくしてサッカーを行うと一体どうなってしまうのだろうか?そんな貴重な実験が、ドイツの5部リーグで行われていた。なんと、オフサイドルールを撤廃した状態でサッカーの試合が行われたという。予想していた以上につまらなかった。ロングパスが多用されたことを指摘。
やっぱりこうなるのだろうか。何れにしても、何度かためして、多角的に議論する必要があるので、すぐには無くならないだろう。